【優しい狼】(アイナナ 龍之介×壮五 R-18)


10月12日夜。

龍之介と壮五は、
龍之介の自宅近くのファミレスにいた。

平日だからなのか、
24時間営業でも周りにあまり人は居ない。

『十さん、
   その・・途中で抜けて良かったんですか?』
 
『うん。楽と天は、
    俺達のこと多分気付いてるだろうから。』


ここに来る前、
小鳥遊事務所でこっそりではあるが、
龍之介の誕生日祝いをしていた。

楽は大和と飲んでいたし、
天は帰りたそうにしていたので、
車で送っていっていた。


『やっぱり天くんと話すのは緊張します。』

壮五はずっと後部座席で隣同士だった。

あまり面と向かって話す事はないし、
天は憧れなのでとても緊張をしていたようだ。


『ははは。
   天は壮五くんのこと気に入ってるよ?』

『え!?そうなんですか?』

『楽も気に入ってるみたいだよ。
    【アイツ頑張ってるな】って言ってる』

『・・八乙女さんまで・・!』


壮五は驚いてはいたが、
嬉しそうに目の前のプリンを口に入れていた。

そんな様子を見た龍之介は、
少し・・小さくだが、溜息ついた。


『あ、あの、
   何か僕気に障るようなことしました?』

『壮五くんは悪くないよ。でも、
    皆に人気があるとちょっと妬けるな。』


壮五は食べていたプリンを
口から零してしまった。

動揺したのだろうか。

口の端に付いたのを見て、
龍之介は【付いてるよ】と指で拭った。

『うん。甘いね。』

そのまま拭ったプリンを自分の口に運ぶと、
壮五に笑いかけた。

『ありがとうございます・・』

恥ずかしそうに、
残ったプリンを食べ始めていたのだが、
龍之介の視線に気付いた。

『・・十さん・・・?』


優しい眼差しを向けられ、
壮五は再び視線を外してしまう。

やはりじっくり見られるのは慣れない。

『・・なんか、可愛いなって』

『・・っ、プリンって
    やっぱり女の子っぽいですか?』

【ちょっと違うかな】っと言いたそうに
龍之介は苦笑いをした。

龍之介は、
少し残していたサラダを食べ終える。
口元を綺麗に拭った。

彼ももう、食べ終わる頃だった。


『もう1箇所寄りたいところがあるけどいいかな?』

『あ、はい!あれ・・でも、
    こんな時間に開いてるんですか?』


ちらっと店内の時計を見ると23時を過ぎていた。

【コンビニかな?】とも思ったが、
わざわざ寄りたいとはここでは言わないだろう。


『大丈夫。ここと同じで24時間なんだ。』

『そんなお店があるんですね。』

会計を済ませた2人は店をあとにした。







『ここは、スーパーとはちょっと違いますね?』

『壮五くん、初めて来るの?』

『はい。・・?洋服も売ってるんですね?』


衣料品だけではなく、
化粧品や雑貨などが棚いっぱいに並んでいる。

通路は少し狭くて、
2人はくっついてはいたが、
周りに気にする人はいなかった。


『さっきのファミレスより人が多い・・・』

『若い子が多いね。あ、えーと4階かな?』


エレベーターの案内板を確認すると、
2人は4階を目指した。

エレベーターを降りたフロアは、
雑貨や電子器具が並んでいた。

【何か買い換えるのかな?】と壮五は
付いていくが、

思いもよらない売り場に近づいたので、
思わずギュッと前を行く龍之介の
シャツの裾を引っ張ってしまった。

『・・つ、十さん・・・ここって・・・』

『ああ、驚かせてごめんね? 
   ここは、こういう売り場もあるんだよ。』


壮五が驚くのは無理はなかった。
雑貨が並んでいた奥の売り場。
そこにはカップルが何組か商品を見ていた。

つまり、
アダルト系のグッズ売り場だった。

こういう売り場があるのに驚いたというか、
なぜここに来たのかが壮五は気になった。

『・・ゴムが切れちゃっててね、
   コンビニよりここのが安いから・・』

『!そうだったんですか・・。
    何か変な物を買うのかと・・あっ・・・』


言葉を止めかけたけど、
しっかりと龍之介の耳には入っていた。

まあ、カップルで
こういう売り場に来るのであれば
そういう物も見るのかもしれないが・・。


『壮五くん。気になるの?』

『・・何がですか?』

龍之介は、
コンドームの箱の近くにおいてあった箱を
壮五に手渡していた。

『君がさっき言ったじゃないか。
   ・・・大人のおもちゃ?』

『・・っ・・そんな・・気になんて・・』

壮五は恥ずかしくて、
受け取った箱を直視出来ない。

困ったように龍之介を見上げる。

『こういうの初めてだし、
    これくらいソフトなものなら大丈夫だから』

優しく頭を撫でられると、
龍之介の顔を見れなくなっていた。

すっと壮五から箱を取り上げる。

『会計してくるから、
   エレベーターの前で待ってて?』

『・・・・はい。』

その後、
店を出た2人は家路についた。








『あの、十さん・・・』

『どうしたの?』

龍之介の自宅。

脱衣場で服を脱いでいた龍之介に、
壮五は声をかける。


『やっぱり一緒に入らなきゃダメですか?』

壮五は既に脱いでおり、
タオルで出来るだけ身体を隠していた。

『のぼせちゃうからね、
   お風呂で変な事はしないから。』

『・・あっ、そういう意味じゃ・・』

『分かってるよ。さ、入ろうか?』

壮五との会話中に脱いでいた龍之介は、
タオルを手に取ると浴室に入っていった。


浴室は広く、
2人で入っても余裕がある。


『壮五くん、お湯に浸かってていいよ?』

『はい・・。・・・あ、丁度良い温かさです』


チャプチャプとお湯を揺らし、
身体にかけ始めている。

龍之介は、スポンジを泡立てると
自分の身体を洗い始める。

その様子を湯船に浸かりながら眺めている。


(・・すごいなぁ・・、
  やっぱり筋トレとかしてるのかな?)

じっくりとは見れなかったが、
ちらっと洗っている隙間から見れる
龍之介の筋肉を見ていた。


ペタっと自分の胸を触ってみた。

(うん・・全然ダメだなぁ)


『・・?壮五くん?なにしてるの?』


『え、うわああ・・!!』


もう身体を洗い終わったのか、
龍之介が目の前に不思議そうに立っていた。


『なんか驚かせちゃったみたいだね。』

『あ、いえ!洗い終わったんですね。
    じゃあ、僕も身体洗いますね・・。』

ザバッと勢いよくお湯から上がると、
シャワーの前に座ったのだが・・

龍之介は何故か湯船には入らずに、
手に取ったスポンジ再度泡立てている。


『背中、洗ってあげるよ。』

『!!そんな、申し訳ないです・・!』

『もう・・君はもう少し甘えた方がいいよ。』

ね? と軽く微笑みを向けられると、
壮五は黙ってうなづくしかなかった。


壮五が身体を洗い終わる頃、
湯船に浸かっていた龍之介は
『おいで』と手招きしていた。


最初、龍之介とは
反対側に座ろうとした壮五だったが
後ろから抱き抱えられていた。


『・・十さん・・恥ずかしいです、これ』

『嫌かな? 
   俺はさらに温かくなって良いと思うけど』

『っ・・嫌じゃないです。』

『2人で入ると気持ちいいよね?』


壮五の緊張を解ぐすように、
優しく身体を撫で始める。

時間が遅いのも、
数時間前までお祝いの席で騒いでいたのも、
・・触れられて心地よいのもあり、
壮五はうとうとし始めていた。

『・・ん・・・。』

『・・・壮五くん!?』

ガクっと前のめりに倒れこんだ壮五を、
龍之介は溺れないようにしっかり抱きしめていた。


『・・相当疲れてたんだな・・。』

彼を抱き上げた龍之介は、
そのまま浴室を出ていった。





『ん・・・あれ・・僕・・・・っ!?』


目覚めた壮五は、
そこが龍之介のベットだということに気づくと
勢いよく起き上がった。

ベットの近くにおいてある椅子に
龍之介が心配そうに座っている。

『壮五くん。
   お風呂の中で寝ちゃったんだよ?』

『ごめんなさい・・また迷惑かけ・・』

言い終わらないうちに、
軽く指でおでこをつつかれていた。
きょとんとした顔で龍之介を見る。


『さっきも言ったよね?
   もっと俺に甘えていいんだよ。ほら・・』

サイドテーブルに置かれていた
ペットボトルの水を差し出した。

それを受け取ると、
ゴクゴクと飲み始めた。

少し顔の赤みがひいた感じだった。


『壮五くん。
   1個だけお願いしてもいいかな?』

『?はい。僕で出来ることなら・・』

『・・着て欲しい服があるんだよね。
    ちょっと待ってて?』


龍之介はベットから離れた。

クローゼットを開けると、
中から紙袋を取り出している。

恐らくその中に、
服が入っているのだろうか?

『リビングで着替えて
    ・・また戻ってきてくれる?』

『わかりました。』

壮五は紙袋を受け取ると、
部屋を出てリビングに向かった。



しばらく時間が過ぎた。

コンコンと、
龍之介の部屋をノックする音が聴こえた。


『入っていいよ?』


部屋の中に入った壮五は、
じっと龍之介の顔を見つめていた。

何故   【この衣装】がここにあるのか
壮五は理解出来ていない。


『あの・・これ、何で・・・?』


『・・こっちにおいで。』

戸惑っている壮五を抱き寄せていた。

一瞬どうしたらいいか分からなかったが、
壮五も腕を背中に回している。


『立ったままでごめんね?ここに座って?』


壮五は言われるがままに、
ベットの上に腰かけている。

その真横に龍之介も座った。


『・・っ・やっぱり、可愛いな。』

『・・つ、なしさ・・・っ・・』

ゆっくりと唇が重なる。

ただ、深く重なることはなく、
軽くお互いの感触を確かめるだけで
すぐに2人は離れていた。


『その衣装、俺が買い取ったんだよ。』

『!なんで・・。』

『・・俺だけの為に着て欲しかったから』

少し照れながら龍之介は微笑む。

つられて壮五も顔を赤くさせていた。

でも、
赤いフードのせいで、
あまり表情は見ることは出来なかった。


『環くんが狼の衣装だったよね?
    ホント言うと羨ましかったんだよね。』

『・・つ、十さんもあの衣装
   とても似合ってたしカッコよかったです!』


『なんで君の隣に、
   俺が居られないのかなって思ったよ。』


壮五はギュッと、
膝の上で手を握っていたが
龍之介のがその手を優しく包み込んだ。

龍之介自身も分かっていた。

2人はこうやって付き合っている。
天や楽にも気付かれているし、
IDOLiSH7のメンバー内でも
気付いてる者はいるかもしれない。

でも、龍之介はTRIGGERのメンバーなのだ。

壮五とはライバルグループとして、
仕事の面では一線を引かなければならない。


『今は、十さんの側に居ます。』

『壮五くん・・?・・ふっ・・・っ』

深刻な表情を浮かべてた壮五だが、
少し微笑むと唇に口付ける。

驚いた龍之介だったが、
応えるように壮五の身体を抱き込む。


『今、僕は十さんだけの物です・・』


龍之介の背中に腕を回し、
ギュッと強く抱きしめた。

その手は少し震えている。

『・・本当に君は可愛いな。』

『・・・っ・・あっ・・・・。』


ゆっくりとベットの上に組み敷かれていた。

覆いかぶさった彼の顔を
両手で優しく包むと少し恥ずかしそうに
でも、嬉しそうに微笑んだ。


『あ、そうだ。ちょっと待って。』

『・・は、い・・・?』


ベットの上に放り出されていた携帯を
手に取ると再び壮五の前に戻る。

何やら操作をしているようだが。

訳が分からずボーッと龍之介を見ていたが・・


【カシャ!】

ふいにシャッター音が鳴り響いた。


『えっ・・!?』

『ごめん・・どうしても撮りたくて。』

『・・撮るなら撮るって言ってほしいです。』


ただ呆然と見ていたところを撮られたのだ。

ちょっと不機嫌に目線を逸らした。


『あとで動画も撮らせて貰っていいかな?
    なんていうか・・記念?』


『ご迷惑かけてるし・・   
    もう十さんの好きにして下さい・・・。』


壮五の頬に手を添えると優しく口付ける。

フードをずらして首筋に口付けると、
ピクリと身体が反応する。

普段から触れられないそこは
敏感なのかもしれない。


少しキツく噛むとそこを吸い上げた。


『・・!っ・・いたっ・・・・』

『あ・・ごめん。ちょっと強かったかな?』


『だ、大丈夫です。
    ・・・僕も付けていいですか?』

吸われたそこは、
赤くなり龍之介の所有の証になっている。

【自分も付けたい】と思ったのだろう。


『もちろん。好きな所でいいよ。』


龍之介は少し壮五に乗りかかるような形で
身体を差し出した。

肩を抱いた壮五は彼の首筋に口を付ける。

しばらく濡らすように、
首筋周辺を舐めていたが少し
焦れたように龍之介が軽く頭を押さえ付けた。


驚いたがそのまま吸い付いた。


『・・っ、少し恥ずかしいなやっぱり。』

『でも、これで十さんも僕の物です。』

『キスマークなんて無くても・・ね?』


龍之介は、
フードのリボンを解いた。
頭から外すとベットの隅に置いた。

中の衣装はノースリーブで、
肩から肘までが露出していた。


『この衣装って、
   フード取るとちょっとセクシーだね?』

『撮影の時は脱ぐことは無かったので・・・』


上着には手をつけず、
ズボンに手をかけていた。

少し躊躇っていたが、
壮五はされるがままになっている。


『あと、さっき思ったんだけど・・・』

顕になった腰を少し掴んだ。

掴んだ・・といっても、
無駄な肉はなく皮膚であるが・・。

『ちゃんと食べてる? 
    軽すぎて本当に驚いたよ。』


『はい・・』

『もう少し量増やした方がいいかもね。
    ・・細すぎて壊しそうだし・・・。』



下腹周辺を撫でられて、
少しピクリと反応している。

上着は留めていたリボンを外すと、
胸元が肌蹴て見えている。

やはり上半身も同じで、
一般男性に比べて細身である。

プクッと既に赤みを増しているそこに
口付けると身体が跳ねた。


『可愛い・・もうこんなに固くなってるね?』

『っ・・あ、肌着無くて・・
     ・・・直に着てたから・・・あっ・・!』


チュッと少し強く吸われ、
両手で龍之介の頭を抱え込んでいる。

ふいに龍之介は左手で弄りながら、
逆の手を壮五の下着の中に入れた。

少し反応している。

『やっ・・一緒に弄らないでくださ・・・』

『壮五くん、感度いいよね。』

手の中に包まれたそれは、
徐々に硬さを増していく。

その状態は本人が1番分かっていた。


『下着も脱がせてあげるね?』


そう言った龍之介は、
さっと下着を抜き取ってしまった。
プルンと外気に晒されたそれは、
さらに天を向いている。


『あっ・・あ、十さんっ・・僕もう・・』


『少し早いかな。
    ・・1人ではしてなかったの?』

『っ・・してな・・あっ・・!?』


いきなり口に含まれて、
壮五は大きな嬌声を上げる。

定期的に吸い上げれられて、
その都度快感が身体中を駆け回った。


『!!やっ・・・あっ、も・・離し・・
      つ、なし・・さ、出ちゃう・・・っ・・』


口に含んでいるため声は出せないが、
龍之介は視線を壮五に送る。

出していいよ と言うかのように
代わりにそこを強く吸った。

『あっ、・・・っ・・ー!!!』


勢いよく吐き出されたそれを
躊躇いも無く飲み込んでいた。

口元に垂れた精液を手で拭うと、
息が上がってる壮五を心配そうに見つめた。


『あっ・・はぁ・・っ、十さ・・
    ・・・飲んじゃった・んですか?』

『うん・・。少し濃い、かな。』


そう言いながら龍之介は、
ベットの上に置き去りにしていた
買った物が入った袋を手繰り寄せた。

中からは、
あとから一緒に買ったのであろう
ローションも出てきた。


『えーと・・これはこのまま動くのかな?』


箱の中から玩具を取り出すと、
形状を確かめていた。

スイッチを入れるとコードの先の
楕円型の部分が振動を始めていた。


『・・痛かったら言って?』

 『・・え?・・っ・・あぁっ・・やぁ・・!』

ふいに先端に当てられ、
ギュッと龍之介の腕を掴んだ。

力では叶わずビクともしなかったが・・。


『や・・っ・・止めっ・・・・あ!』


自然と腰が揺れていた。

痛みは無いと判断した龍之介は
その行為を続けていた。

先ほど放ったばかりだというのに
壮五自身は再び成長を始めていた。


『十さんっ・・ダメです・・あ、っ・・!!』


『・・・気持ちよさそうだね?』


壮五の目には少し涙が浮かんでいた。

もちろん痛みからではない。
生理的に溢れてきているのだ。

身体は正直で、
既に先走ったモノが溢れ出している。


『・・こっちも試してみようか?』


龍之介はそこからローターを外した。
ピクピクと少し痙攣しているが
達してはいない。

手にしたローションを、
ローターの球体部分に絡めていく。

予測がつかない壮五だったが、
次の瞬間下腹部に違和感を覚えた。


『え・・っ・・あっ・・!中に入って・・?』

『うん。・・・どんな感じ?』


そんなに大きな物ではなかったが、
本来挿入する場所ではない。

違和感は当然あったがそれだけではなかった。


『・・んっ、あ、・・何か・・
     ・・少しもぞもぞしま・・す・・っ・・』

『気持ち良い所に当ててあげる。』


ぐいっと内部に指を差し込むと、
前立腺の付近にローターが当たるようにする。


すると、今まで以上に、
壮五の身体は痙攣し始めた。


『つ・・・!あっ、ん・・あっ、
    ・・・ダメ・・はぁっ・・ぁ・・』


『【ダメ】ばかりだな・・
      壮五くん、もっと素直になってよ。』


秘部にローターを差し込んだまま、
常に痙攣している壮五の身体を抱きしめた。

そのまま唇に口付けた。


『ふ・・ぁ・・・あっ、い・・・』


深く口付け互いの舌が絡み合う。

唾液が混ざり合う音も聞こえたが、
・・今の壮五はその音を
気にする余裕など無かった。


『・・ふぁっ・・あぁっ・・十さんっ・・ 
      ・・いい・・っ、気持ちい・・です・・』


『・・可愛い。・・沢山出していいよ。』


ローターの振動を強くすると、
先ほどよりも激しく身体が跳ねて
2度目の射精をしていた。


『・・はぁ、・・は、ぁ・・っ・・んっ・・』


余韻に浸っていた壮五だったが、
再び唇を塞がれ少し苦しそうに、
ギュッと重なってきた龍之介を抱きしめた。

壮五の呼吸が整う頃には、
龍之介は彼から離れていた。


『あ、の・・・十さんの・・その・・・』

『・・?俺のがどうしたの?』



龍之介は離れた際に、
最後の1枚を脱ぎ捨てていた。

当然彼自身が視界に入ってくるわけで・・


壮五は答えずにその場で起き上がった。

龍之介の前に座りこむと、
すっと彼自身に手を添えていた。


『っ・・すごい・・
      ・・もうこんなになってる・・』

少し濡れた先端を指でなぞると、
遠慮しながらだが舌を這わせていく。


『・・っ・・無理しなくていいんだよ?』


『あっ・・だって、
    僕だけじゃ嫌・・ですから・・。』

愛おしそうにそこに吸い付いた。

そんな壮五の頭を撫でていたが・・

【カシャ】

シャッター音に驚いて龍之介を見上げた。

『・・・っ・・えっ・・なんで撮って・・』

『ん?さっき好きに撮っていいって 
     壮五くんが言ったんだよね?』


確かに【好きにしていい】とは言ったが
まさかここで撮られるとは思わなかった。


『こんな・・誰かに見られたら・・』

『気を付けてるから大丈夫だよ。
    ・・・少し口に含んでもらっていいかな?』


放置されていたものを軽く唇に押し付けた。

納得は出来なかったが、
彼自身に舌を這わせると口に含んだ。


深く口内に含むことは無かったが、
成長させるには充分だった。

数回シャッター音が響いたが、
龍之介が強い力で壮五を引き離す。


『あ・・まだ、なのに・・?十さ・・』

『ごめん。・・・早く挿れたい・・。』

乱暴に・・ではなかったが、
少し強く壮五を押し倒していた。

指先にローションを垂らすと、
秘部に指を差し入れた。


『あっ、ぁ・・中・・おかしくなる・・ 
     やっ・・あ・・っ・・!!』


『ごめんね、あまり優しく出来なくて・・』


そう言いながらも、
抜き差しする指を止めることは無かった。

辛いはずだろう壮五だが、
龍之介に微笑んでいた。


『・・つな、しさんは・・っ、
   今日は僕の・・狼なんですよ?』


『・・っ・・壮五くん・・・。』

『・・・あっ・・』


指を引き抜かれ代わりに、
自身を宛てがわれ少し硬直した。

その様子は龍之介にも伝わっていた。

初めてではないし慣れているとはいえ、
受け入れる側の負担は大きい。


『狼・・ね。でも、俺は・・
    好きな子には優しくしてあげたいんだよ。』

ふふ、と龍之介優しく笑う。

思い出したかのように、
袋からコンドームを取り出そうとした。

でも、いつの間にか
起き上がっていた壮五に止められる。


『僕からもお願い・・していいですか?』

『?・・・うん』


壮五は再び横になった。

そして、
ローションが流れ出ている秘部を
自ら広げて龍之介に見せつけていた。


『あっ・・今夜は・・っ、十さんの・・  
     ・・・生で・・欲しい・・・。』


『・・っ・・今日1日大変だよ?』


前に一度試したことがあった。

次の日がオフだったからよかったものの、
壮五は腹を下してしまっていた。

それ以来きちんとコンドームを
使用することにしていた。


『・・今日は2人ともオフですよね? 
    っ・・どうしても、ダメ・・ですか?』


『ああ・・全く・・・  
    ほんとにそういうことをどこで覚えたの?』


ギュッと壮五の身体を抱き寄せた。

身体を気遣いたいのに、
この恋人はこんなことを言い出したのだ。

断る理由がもう無かった。


『・・・止められないからね・・?』

『・・っ、はい。来て、下さい・・・。』


戸惑うように入口をなぞったが、
ふとその指は離れていく。


『壮五くん・・上で動けそう?』

『・・っ・・あの・・。』

『・・無理なら良いんだけど・・・。』


戸惑いの表情を見せる壮五に、
龍之介は少し苦笑いしていた。

無理もないだろう。
今までしたことがないのだから。


『・・ん・・頑張ってみます・・・』

起き上がった壮五は、
彼の身体の上に跨っていた。

少し腰を浮かすと、
龍之介自身に手を添えて秘部にあてがった。

『ふ・・あっ・・・ん・・っ!?』

自ら内部に迎え入れていた壮五だったが、
スマホのカメラを向けている龍之介を見て
硬直してしまった。

『やっ・・なんで、撮って・・・』


龍之介の身体の上に座り込んでしまう。
必然的に全てを受け入れてしまい、
壮五の身体はビクビクと痙攣している。

いつから撮られていたのだろうか。
集中していた壮五は気付いていなかった。


『・・・そのまま動いてくれる?』

『・・十さ・・っ・・』


『ね、もっと可愛いところよく見せて?』


優しく壮五の腰を撫でつつ、
動くのを促した。
スマホは手に持ったまま、
・・・自ら動く気は今はないようだ。

『・・ぁ、は・・っ・・あぁっ・・・』

壮五はぎゅっとシーツを握りしめながら、
必死に動いていた。

慣れていないためぎこちない。
でも、内部の龍之介自身は、
硬度を増している。


『あっ・・、も、撮っちゃ・・やっ・・・』

『・・・嫌?』

『うっ・・ぁ、恥ずかしい・・っ・・・』


龍之介に見られていること、
録画されていること、羞恥でしか無かった。

辛いのか少し涙目になりながら、
跨がわれている龍之介の顔を見下ろした。


『・・っ・あっ・・だめ・・も、無理・・』

数分動いてはいたが、
ふと壮五の動きが止まっていた。

元々体力が無いわけではないが、
普段しないことだし仕方が無いのだろう。


もう動けないなと察した龍之介は、
スマホから手を離すと壮五の腰を掴む。


『ごめんね。意地悪しちゃって・・』


『・・はぁっ、あ・・そんなこと・・・』 


身体を繋げたまま、
そのまま押し倒していた。

壮五はぎゅっと首に抱きついていた。


龍之介はチュッと音を立てて唇にキスをした。

すぐに唇は離したが、
名残惜しそうに舌で口元を舐めた。
少しピクっと身体が揺れる。

『・・・動いていい?』


あまり余裕がなかったのだろう。

壮五が答える前に
激しく打ち付け始めていた。


『・・っ・・壮五くん・・俺、
     ・・・あまり持ちそうにない・・・。』


『やっ・・あ、ぁ・・そこ・・、 
     今触ったらまた、イッちゃう・・・!』

激しい挿入を繰り返しながら、
龍之介の手にはしっかりと包まれている。

既に先端からの先走りで、
滑りやすくはなっていたようだ。


『ああっ・・ぁ・・つな・・し、さん・・
     ・・んっ・・・大好き・・っ』


龍之介が与えてくれる快感に
翻弄されながらも自ら唇を合わせる。

彼はしばらく口付けに応えていたが、
再び激しく打ち付け始める。


『・・・っ、壮五・・く・・愛してるよ・・』


『・・あ・・あっ、ふぁ・・んっ・・・!!』


壮五の嬌声が続く中、
2人はほぼ同時に精を吐き出していた。











再び風呂から戻った2人は、
一緒にベッドに並んで寝ていた。

壮五は遠慮していたが、
龍之介の腕枕で傍に寄り添っていた。


『・・今日、大丈夫かな?』

『ふふ、多分大丈夫ですよ。
    ・・十さんが綺麗にしてくれましたし。』

そう言った壮五は、
少し恥ずかしそうに目線を外した。


『今日の昼間はどこに行こうか?』

二人ともオフの日で予定はない。

当然2人でいられると2人とも思っている。

人気アイドルグループの2人が、
長く一緒にいられる日はそんなには無い。


『食事して・・映画が見たいです。』

『何か見たいのがあるの?』

『あ、・・十さんが出演されてる・・』


映画は龍之介がソロで出演していた。

恋愛映画で、
有名な女優との共演だった。

『・・本物が傍にいるのに?』

『・・っ、でも、あの、
    演技とかとても参考になるので・・』

壮五は焦りながら弁解する。

失礼だと思ったのだろう。
でも、俳優としての勉強になる
・・っというのは本音であった。

『俺で勉強になると嬉しいけど・・』


壮五が真剣だというのに気付き、
少し龍之介は照れていた。

演技を褒められるのは嬉しいものである。


『じゃあ、そろそろ寝ないとね。』

『はい・・。・・あっ・・・っ。』


軽く唇が重なっていた。
すぐに離れてはいったが、
胸が高鳴っているのに壮五は気付いた。

『おやすみ。壮五くん。』

『・・おやすみなさい。』

目を瞑った壮五は、
疲れたのかすぐに眠りについていた。

まだ起きていた龍之介は、
壮五の髪を優しく撫でていたが

しばらくして深い眠りについていた。

心地よい体温と共に。







終







1ヶ月ほど前に、
仕上げるはずでした^^;

龍壮の日にアップ予定でしたorz

2016.11.10
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