【夏祭り】 (黒バス 火黒 R-18) 『こんな感じでしょうか?』 浴衣の帯を締め終わった黒子は振り返った。 ここは火神のマンション。 二人は近所の祭りに行くための準備をしていた。 すでに火神は浴衣に着替えている。 『おお。いいな。・・似合うぜ?』 『試着したときはもうちょっと 身体に合っていた気がしたんですけど・・・。』 袖から指先が少し見える程度だった。 近くの店で試着して購入はしていたはずなのだが・・。 『まあ、服の上からだったしなぁ。 オレはちょうどいいけど・・気にする程でもなくねぇ?』 『そうですね・・そろそろ行きますか。』 浴衣に合うようにと一緒に買った 和柄のカバンを手に持つと玄関へと足を運ぶ。 玄関には2足の下駄が並んでいた。 それも同じく一緒に買った物だ。 二人はすっと下駄に足を滑り込ませた。 『ちょっとやっぱり・・慣れないですね。』 『・・だな。ま、ゆっくり行こうぜ。』 こうして二人はマンションを出て 近くの神社へと向かったのだった。 神社に着くと屋台が並んでいた。 それほど敷地が広いところでは無かったが、 屋台の数は十数軒ほどになっていた。 人も多く賑わっていた。 きょろきょろと屋台を見回していた黒子だったが、 ぐいっと火神に腕を引っ張られていた。 『あんまりウロウロすんなよ。はぐれるだろ?』 『・・すみません。でも、皆美味しそうで・・・』 『・・・見てたの全部食いモンの屋台かよ!』 屋台には【祭り】で定番の店が並んでいた。 金魚すくいや射的などもあったが・・ どうしても食べ物の方に視線が行ってしまっていた。 『今日はオレが奢ってやるから 食いたいものあったら言えよ。』 『え?いいんですか?』 『・・っ・・こういう時、 カップルだったら・・男が奢るんだろ?』 黒子は顔を赤くさせたが、 すぐ元に戻って辺りの店を見回していた。 『あれ・・・?あそこにいるのって・・』 金魚すくいの店。 座り込んですくっている後ろ姿・・ ・・・いや、目立つ髪色に黒子は気づいた。 火神も気づいたのだろう 一緒にその店の前まで歩く。 『・・・黄瀬君?』 『うわぁっ・・黒子っち?あっ、火神っちも!』 『おう。金魚すくいなんかやって・・・すげえなお前・・』 黄瀬の手元を見ると・・ お椀の中に大量の金魚が泳いでいた。 『すごいですね。黄瀬君金魚すくい上手なんですね。』 『ちげーよ、テツ。上手いやつのやり方”コピー”したんだよ。』 後ろから聞こえてきた声に驚いた二人は 一斉に振り返った。 そこには、 屋台で買ったのであろうたこ焼きを 頬張っている青峰が立っていた。 『青峰も来てたのか。』 『おい黄瀬。そろそろ移動するから終わらせろよ。』 『・・・あ。』 そう言われた黄瀬は手元が狂い紙を破いていた。 店の人に金魚をビニールに入れてもらうと、 立ち上がって黒子たちの方を向いた。 『はい。黒子っち。』 すっとさっき受け取った 金魚の入ったビニール袋を黒子に差し出した。 『・・?』 『いや・・勢いで取っちゃったから・・ 黒子っちに金魚あげるっすよ。』 受け取ろうとした黒子の手を 火神が掴んだ。 掴まれた本人も、 他の二人も少し驚いている。 『わりぃな黄瀬。オレん家じゃ面倒見きれないからよ。』 『・・っ・・火神君っ・・!』 『なんだよ。お前ら同棲でもしてんのかよ。』 『あー・・似たようなもんだろ。な、黒子?』 言われた黒子は恥ずかしそうに下を向いてしまった。 ここ最近はほぼ火神のマンションで過ごしていた。 夏休みということもあり、 遊びに出かけることもしばしばあったが。 火神の部屋の中には、 黒子の衣服は私物の置き場所もあったりするのだ。 『黒子っちに火神っち、オレ達そろそろ帰るっすね。』 『近いうちにまたバスケしよーぜ。じゃあな。』 二人の姿が人ごみの中に混ざり見えなくなっていった。 黒子は少し顔を赤くさせながらじっと火神を見上げた。 『あー・・悪かったって。 ほら、何か食おうぜ?何が食いたいんだ?』 『・・・じゃあ・・チョコバナナとリンゴ飴が食べたいです。』 2つの店はちょうど並んでいた。 同じ系統の店だから当然なのかもしれないが。 その隣には恐らく青峰もそこで買ったのであろう たこ焼き屋があった。 『了解。ちょっと待ってろよ?』 黒子は邪魔にならないように、 屋台同士の間の通路まで移動していた。 しばらくすると・・・黒子が頼んだものと、 自分用なのか大量のたこ焼きの箱を抱えて 黒子の元に火神が戻ってきた。 『ありがとうございます。 それ・・・全部食べれるんですか?』 『あ?たこ焼きなんてそんな腹の足しにならねーよ。』 自分が頼んだものを受け取った黒子は 呆れたように火神に問いかけたが、 普段ハンバーガーを山盛り食べる彼にとって たこ焼き5箱など余裕なのだろう。 『リンゴ飴の方は包んであるから ・・こっちから食べたほうが良さそうですね。』 鞄の中にとりあえずしまうと、 持っていたチョコバナナにカプッとかぶりついた。 『・・・やっぱ、甘いですね。美味しいです。』 『ほんと黒子って甘いもん好きだよな。 オレもここで少し食ってこうかな。』 一番上の箱を開封すると、 たこ焼きを爪ようじで刺して口の中に放る。 『どうですか?たこ焼き。』 『普通にうめーよ。・・1個食うか?』 刺したたこ焼きを黒子の口元に近づけた。 口を開けると中に放り込んだ。 『あ。美味しいです。』 『だろ?まあたこ焼きなんてこういう時しか食わないしな。』 そう言いながら、 すでに1箱目のたこ焼きがあと1個になっていた。 黒子の方も全部食べ終わりそうである。 『どうせ来たんだから賽銭でもあげてくるか・・。』 『そうですね。お正月以来ですし・・。』 近くにあったゴミ箱に 食べ終わった箱などを捨てると 二人は神社の奥の方に歩いていった。 一番奥に二人はたどり着いた。 その周辺には屋台はなく、 人の気配も少なかった。 賽銭箱に投げ入れると二人は手を合わせた。 『よし。・・戻るか?』 『はい。・・・っ・・痛っ・・』 『・・どうした?』 黒子は足を押さえて座り込んでいた。 火神がよく見ると右足が少しだけ赤くなっていた。 『すみません。慣れないのでちょっと捻ったみたいです・・。』 『ちょっとここで待ってろよ。 休憩出来そうな場所無いか探してくるぜ。』 火神は脇道に植えてある 木の間を通り抜けて座れる場所が無いか 探しに行く。 街灯が少なかったが、 それほど遠くないところに街灯の明かりを見つけた。 その下に 木製の椅子が設置してあるのを確認すると 急いで黒子の元へ戻った。 『足、どうだ?』 『はい、・・大分良くなったような気がします。』 椅子の近くに偶然水道もあった為、 持っていたタオルを濡らし足に当てていた。 赤みは大分先程より引いているようだった。 『休憩しながら食べません? 火神君の方は冷めちゃうと美味しくないです。』 『そうだな。まだそんなに遅い時間じゃないし、 ここで休んでいくのも悪くないな。』 『・・周りが木ばかりで何もありませんけどね・・。』 包みを破るとリンゴ飴を食べ始めていた。 その様子を見ていた火神は嬉しそうだったが、 改めて明かりで照らされた黒子の胸元が見え 鼓動が速くなっていくのを感じていた。 無意識に伸ばした腕だったが、 ぐっと黒子の肩を抱き寄せていた。 『あの・・火神君?』 『ここ・・人全然通らないな・・。』 『まあ結構奥の方でしたからね・・っ・・?』 ふいに火神の唇が重なっていた。 驚いた黒子は持っていた飴を落としてしまった。 下は草が生えていたので割れることは無かったが。 『・・・っ・・ぁ・・や・・・』 『・・嫌なのかよ?』 唇を離した火神は少し不満そうに黒子を見た。 お互い顔が赤くなっている。 『だって・・こんな外でなんて・・っ』 『さっきまで人通らなかったし・・見られねーだろ。』 すぐ真横においていた荷物を椅子の下に下ろした。 椅子を跨ぐように火神は座る。 『足怪我してるんだし、最後まではやらねえから。』 『・・・!当たり前です! ・・・なんで家まで我慢出来ないんですか・・。』 『想像以上に浴衣の黒子がエロかった・・それだけ。』 『・・っ・・ばか・・・。』 諦めた黒子は火神の方を向いた。 火神と同じく下駄を脱いで椅子の上に再度座った。 右足は赤みは治まったものの、 火神が手で触れると少しまだ熱を帯びていた。 そこにチュッと口付けた。 『や・・くすぐった・・ぁ・・・』 舌先で舐められてビクッと身体を跳ねさせた。 『もう少し近くに来れるか?』 『・・っ・・はい・・・』 腕に力を入れた黒子は、 椅子の上を這いずるように火神の身体に 自分の身体を密着させた。 『・・っ・・火神く・・』 『・・・・なんだよ。』 『・・あ、当たってます・・・』 『っ・・・黒子のだって当たってんじゃん。』 足を開いている状態だった為、 既に浴衣ははだけて密着している下半身は 下着越しとはいえお互いの熱を感じとっていた。 『・・あまり脱がせると・・虫にヤられそうだしな・・。』 『ぁ・・だから、嫌だって・・でも・・ボク・・・』 『オレもだって。・・治まんねーだろ?』 下着から自身を取り出すと外気に触れたそれは、 先走って成長し始めていた。 ・・・黒子のも同様である。 『ほんとは、もっと味わいたいけど・・帰ってからな?』 『・・火神君・・下着も浴衣も汚れちゃいます・・・。』 『あ・・そういえば持ってたな・・。』 下に降ろしていた荷物の中身を探る。 黒子は露出したままの下半身を 恥ずかしそうに隠しながらその様子を見ていた。 箱からゴムを取り出した火神は、 ピッと2枚分を切り取った。 それをまた半分に切り取る。 『・・なんで持って来てるんですか・・・。』 『ん?学校行く時だって持っていってるだろ? 家でヤる時は必要ねーけどこういうとこは汚しちまうからな。』 袋を破ると中身を黒子自身に被せていく。 『・・っ・・何か変な感じ・・です・・』 『・・あ。そっか、・・初めて付けたのか。』 『あのですね・・。 ボクが付き合うのキミが初めてなんですけど。』 照れ隠しなのか火神の頬を軽く指でつまんだ。 そんな黒子に構わず、 自分自身にもそれを被せた。 『・・・どんな感じだよ、ゴム越しだと。』 既に濡れている先端を指先で撫でる。 普段と違うのか いつもより敏感になっているようだった。 『・・あ・・ちょっと・・やっぱ、その・・ もどかしい・・っていうか、・・やっ・・』 『それなら・・帰ってからちゃんとしような?』 自身を手に持つと黒子自身に擦りつける。 ローション付きのそれは滑りがよく 擦らせる速度が徐々に速くなっていく。 『・・ぃ・・あっ・・か、がみく・・っ・・』 火神の背中にギュッと強く抱きつくことしか出来なかった。 全て彼がリードくれるから、 自分の体勢を維持するだけで良かったのかもしれないが。 『やべ・・もうイきそう・・・』 黒子の耳元で囁いた。 自分でも驚くほど身体が反応したことに気づき 真っ赤になりながらも与えられる刺激に耐えていた。 『・・・黒子ってさ、・・ほんと耳弱いよな。』 『・・っ・・ちがっ・・あっ・・ダメです・・・っ』 耳の内部を舌先で舐められて その快感が下半身にも伝わっていた。 全身が震えだしていた。 『・・・黒子。』 『・・・っ・・・はっ・・・あっ・・ーっ!!』 吹き出した精液は外に漏れることなく ゴムの中へと放出される。 ほぼ同時に放っていた火神も同様だ。 息を荒くしていた二人だったが、 先に動いたのはやはり火神だった。 『ほら、外してやるから。』 『・・・ぁ・・はい・・。』 自分のを先に外していた火神は、 黒子のも外そうと手をかけていた。 抜き取ったゴムはまとめて・・ ・・・持参していたビニール袋の中に入れた。 漏れないように袋の端は結んだ。 『・・ビニール袋まで・・持ってたんですか。』 『いや・・袋は偶然。 でも入ってて良かったな・・さすがに捨てるわけにはな。』 お互い乱れた浴衣を着なおすと 下駄を履いて再び横並びに座った。 黒子はさっき落とした リンゴ飴を拾い上げていた。 割れてはいないものの草などが付着していて 食べれる状態では無かった。 元々入れていた包みに戻すと そのまま火神に手渡していた。 『・・これ、一緒に入れておいてください・・。』 『あー・・食えなくなっちまったもんな;;』 渡された火神はビニール袋の中に入れる。 しばらくぼーっと座っていた二人だったが、 ふと黒子が椅子から立ち上がった。 『そろそろ帰りませんか? 足も大分良くなったので大丈夫ですし・・。』 『そうだな。』 『あと・・リンゴ飴。また買ってくれるんですよね?』 『分かってるって。ほら行こうぜ。』 明るい場所まで出るまでは、 黒子の手を火神は引いていた。 手を掴まれて驚いた黒子だったが、 少し嬉しそうに手を握り返していた。 ・・まあ、 屋台が出ている道に入るまでの短い時間であったが。 『黒子。』 『あ、ありがとうございます。』 手渡されたリンゴ飴を落とさないように受け取る。 でも、包みを開けて食べようとはしなくて・・・ 『?食わねーの?』 『・・家行ってゆっくり食べたいです。』 『ま・・足も完全に良くなってはねーしな・・』 『それに・・さっき蚊にさされたみたいで・・痒いです。』 ピッと自分の首を指さした。 少し移動中に掻いていたのか赤くなっていた。 『!!黒子・・早く帰るぞ。』 『・・・え。はい。急ですね・・』 『・・・・っ・・キスマークみたいになってるからだろ;』 『・・そんなの気にしてるの・・火神君くらいですっ・・』 それでも黒子の腕引っ張る火神の力は強く、 屋台の間を素早く抜けていた。 神社の敷地から抜けると ようやく黒子の腕を放した。 『もう・・余計目立つじゃないですか・・。』 『・・っ・・・悪りぃ・・』 『謝らなくて良いですから・・帰りましょう?』 少し照れながら黒子は自分の手を火神に差し出した。 『・・・ああ。』 その手を掴むと 二人は並んで火神のマンションに向かうのだった。 その後帰宅した二人は一緒に風呂に入っていたが、 疲れたのかそのままベッドで寝てしまうのであった。 終 青姦・・(ry) 旧サイトで上げてましたが、 夏くらいでしょうか(^_^;) 小説メインページへ戻る